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ケテル コクマー ビナー ケセド ゲブラー ティファレト ネツァク ホド イェソド マルクト アツィルト 【ナビゲーター専用】 エヴァ ミカエル ラファエル ガブリエル ウリエル ナヘル フラーテ
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ジャッジ&堕天使ミカエル 終末を告げる断罪の仮面 罪深き人間どもよ、審判の時は来た 名前 ジャッジ(Judgement Day) CV 宮野真守 国籍 -- 誕生日 -月-日 (--座) 年齢 --歳 所属 -- 身長・体重 --cm / --kg 血液型 -- 戦いの最中に舞い降りた謎の存在。 その思惑は、全て仮面の下に隠されている。 破滅を招く混沌の剣(カオス・ブリンガー) 全てを、貴方の望むままに 名前 堕天使ミカエル(Michael) CV 能登麻美子 属性 -- 美徳 -- ジャッジに忠誠を誓う黒き堕天使。 彼に心酔しており、全てを捧げている。 ジャッジ通常技解説 ジャッジ必殺技解説 ジャッジ連続技解説 ジャッジ対戦攻略 ジャッジ台詞集 コマンド表 必殺技 名称 コマンド 判定 シンプル 罪狩りの刃 +攻撃 B 愚者を裂く月 ☆ +攻撃 +B 因果応報の茨 +攻撃 +B ブライド必殺技 名称 コマンド 判定 シンプル マリスコール ☆ +C +C ダークネスコード ☆ +C +C イノセントカオス +C +C 超必殺技 名称 コマンド 判定 シンプル ラストジャッジメント +A+B A+B 通常技一覧 地上 コマンド 判定 備考 A 上段 2A 下段 連打可 6A 上段 B 上段・中段 2B 下段 C 射撃 溜め可 6C 射撃 2C 射撃 空中 コマンド 判定 備考 A 中段 B 中段 6B 中段・中段 二段目に叩きつけ属性 C 射撃 6C 射撃 2C 射撃 ダッシュ コマンド 判定 備考 A B C 条件を満たすとCPU戦ステージ8に登場出現条件等の詳細は不明だが、7ステージ目まで一本も落とさず進めばほぼ確実に出現する模様 ジャッジ使用時はリベリオンが出現 .
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皇久遠&ミカエル 白き力の裁き(ジャッジ) 穢れた世界に、白き裁きを-- 名前 皇久遠(Kuon Sumeragi) CV 宮野真守 国籍 日本 誕生日 9月1日 (乙女座) 年齢 17歳 所属 教立ステラ学園高等部第三学年神学科 生徒会長 身長・体重 182cm / 68kg 血液型 A 「教立ステラ学園」生徒会執行部会長。 学力も学園トップの天才。 冷静沈着、生真面目で、若干潔癖すぎる所もあるが人望は厚い。 零彗とは元同級生で、共に学園の秩序を護っていたが―― 永遠を誓う正義の戦乙女 私のすべて、貴方に託すよ! 名前 ミカエル(Michael) CV 能登麻美子 属性 光 美徳 正義 久遠と契約する前から姿を見せていた天使。 正義感が強く、理想を追う久遠に対して献身的。 荘厳な翼とは裏腹に、性格は明るく人懐っこい。 久遠通常技解説 久遠必殺技解説 久遠連続技解説 久遠対戦攻略 久遠台詞集 コマンド表 必殺技 名称 コマンド 判定 シンプル ヘブンスラスト +攻撃 B エリアルジャッジ ☆ +攻撃 +B クレストバッシュ +攻撃 +B ブライド必殺技 名称 コマンド 判定 シンプル ラヴ・セイバー ☆ +C +C ラヴ・ライトング ☆ +C +C ラヴ・フラッシュ +C 超必殺技 名称 コマンド 判定 シンプル セイクリッドジャッジメント +A+B A+B 通常技一覧 地上 コマンド 判定 備考 A 上段 2A 下段 連打可 6A 上段 B 上段・中段 2B 下段 C 射撃 溜め可 6C 射撃 2C 射撃 空中 コマンド 判定 備考 A 中段 B 中段 6B 中段・中段 二段目に叩きつけ属性 C 射撃 6C 射撃 2C 射撃 ダッシュ コマンド 判定 備考 A B C
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ココアツイーニ 「うおおおおおっ!!!アッッチいいいいい!!!」 概要 賊の一員。 いい加減で好戦的な性格。 炎の魔術得意とし、いつも自分を炎上させている(ダメージはない)。 あだ名はミカエルーニ。相方はマインドブラストーニ。嫌いなものはバブルローション。 技・魔法 「うおー!あっちー!」 スピ○ュール!! エクスプロード 自然魔術の一種。 灼熱の爆発を引き起こす。 他にもアツい技・魔法が色々。 経歴 2014年6月20日山地討伐 賊の一員としてマインドブラストーニ、ラーヴァウィッチらと共に登場。 ローマ、ルダと交戦するが特に活躍もなく敗北、戦闘不能になった。 由来 ここ熱いーに!! 余談。 ○○ーニシリーズ。 元ネタは言わずもがなTVゲーム「スターオーシャンセカンドストーリー」に登場する「ミカエル」。 「うおー!あっちー!」 ミカエル 炎 賊
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アカエル 日本の民話に登場する妖怪。 領主の妻が落城の際に海に身投げして変じた妖怪。 愛媛県に伝わる。
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ミカ / Mika 「生きてた!生きてた!生きてたよぉ!」 「女の勘は信じるものだって」「いいから男は黙ってついてくる!」 「嘘だっ!」「こんなの聞いてないよ~!」 年齢:16歳 性別:女性 身長:155cm 体重:43kg 星座:イルカ座 声優:雪絵れな 称号:オテンバムスメ 『テイルズ オブ ブレイカー』の主人公。 ウェルテクス一族の生き残りで、非常におてんばな少女。 本名はミッシェル・ウェルテクス。 テイルズ史上初の女主人公名前の由来は大天使ミカエルからミカエルはMichaelで、仏語読みすると本名のミッシェルとなる。 しかしミカが初女性主人公とすると、なりダン1のメルは一体どうなるのだろうかディオとメルでW主人公じゃね? 今ではキャロやディ セン ダー、ミラが加わり、女主人公もずいぶん増えた。とうとう、マザーシップでも単独女性主人公ベルベットが登場した。現在は区分がオリジナルとクロスオーバーとなり、メルはW主人公で女主人公、ミカはシリーズ初の単独での女主人公という扱いになった。 明るくおてんばで少々(いやかなり)無鉄砲な少女で、とてもさっぱりしていて主人公らしい性格。色恋沙汰にはほとんど縁がないので、主人公が女性であるにもかかわらず女性らしい物語にはなっていない。というか、性格だけでいうなら相方のユーテキのほうがよほど女々しい 性格的にはファラよりカイルに近い。カイル+イリア÷2といったところか。 忍び込んだウェルテクス社でカードキーがないと開かない扉を見て「IDカードどっかに落ちてたりしないかなぁ」「ん、この先にも部屋がある。まさかこんな時間に人なんていないよね、IDカード探してみよう(←盗む気マンマン)」。とんでもない娘である更にたまたま出会ったユーテキにぶつかったさいに、自分から勝手に部屋に入ったのに「どこ見て歩いてんのよ!!」。驚いて騒ぎ出した彼の口を後ろからふさいで「ちょっと、騒がないでよ!」。とんでもない娘である このユーテキとは後々仲間になるが、同い年だからか言いたいことを気軽に言いあえる仲になる。ただし、「情けない」だの「頼りない」だの、少し言いたい放題が過ぎる場面も。残念ながら異性としては見ていない様子 セリフに疑問形が多い。行動的で好奇心旺盛な他、自身の出生にかかわる謎が物語のカギとなっているので、自問自答をするシーンも多々ある。 先祖代々伝わっているという蒼いピアスと、母の形見であるJM(ジェネスミグレイト)が宝物。 祖父や前述のユーテキ等、自分の大切な人を傷つけられると覚醒し、聖獣の姿になる。この時瞳の色が青から赤に変わり、強力無比な力で敵をあっという間になぎ倒す。初期は変身時の記憶をなくしていたその正体は人間ではなく、アムニスフィールド(世界の頭上に広がる膜、海のような見た目)を動作させるための生体ユニット。この役割はウェルテクスの一族の女性が代々継承し続けてきた。この辺りは神 子やクル スニク 一族に通じるものがある? 余談だがタイトルの「ブレイカー」はそのまま「break(壊す)」からきていて、これまでの固定観念を壊すという意味でつけられた。そのせいかミカは他の主人公にはないような特徴を多く持っている。女性であること、武器がダブルセイバーであること、戦闘中に獣の姿に変身できること(他作品ではカイウスが該当)、同年代の幼馴染がいないことなど なお、エクシリア(2)ではアルヴィンのサポートとして「ブレイカー」というものがある。 祖父の友人であるクラウドと二人暮らしで彼をおじいちゃんと呼び、レヴィーを実の兄のように慕っている おばけや幽霊の類が苦手で、「オバケ嫌い」という称号にもなっている後発のリタも「非科学嫌い」の名で取得する。 マテリアルダンジョンでも服として登場している 武器はテイルズでは珍しいダブルセイバーで(他にこれを使うキャラはエルレイン、ユアン、ヒューバート等)、戦闘における性能はオーソドックスな剣士タイプ。いくつかのテンプレ剣技となぜかスプラッシュ、それに少しの固有技を覚える疾空狼焔衝が超性能 JM(ジェネスミグレイト)では聖獣に変身する 敵の重量にもよるがなんと通常攻撃だけで連続HITが狙えるすごい娘 「ヴァールハイト」ではユーテキとのタッグで闘技場に登場。息の合ったコンビネーションと相変わらずの疾空狼焔衝の鬼性能で苦しませてくれる。 レイズには登場しなかったが、2018/3に第3回推しキャラ投票キャンペーンの候補に挙がっていた。上手く上位に食い込んで参戦できていれば、剣技と召喚術(正確には変身)に長けた異色の戦闘ユニットが誕生したのだが。 テイフェス2024の1コマ漫画「またやってる」に登場。校庭でのユーリとフレンの大立ち回りを見に行こうとしている。台詞はなくカメオ扱い(映画や演劇などで、短い時間で強い印象を与える登場のしかた)に近いとの事。漫画版テイルズオブブレイカー2巻(2007年)以来、17年ぶりの出演。 ブレイカーもいのまたむつみ氏が2005年にキャラクターデザインを手掛けた作品ですので、ご逝去された2024年にミカを野菜ふわふわ氏がしっかり描いて下さった事は嬉しく思います。
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ギルアデ(2) 旧約聖書『歴代誌』に登場する人物。 関連: ミカエル(3) (父) ヤロアハ (息子)
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プレイヤー名 ノート デッキ名 ファイアウォール [デッキコード] 12J10524x6v6U6X747e7D7M7N7R898o8M9uahcj [ユニット] × 9 No057 バジリスク × 2 今回のミソ。 No021 化身パラシュラーマ × 3 No105 不死の侯爵フェネクス × 1 ユニット切れ対策。 No094 天使長ミカエル × 3 主力。 [マジック] × 31 No135 精神の秘箱 × 2 No143 未完のキューブ × 3 No144 封魔石の欠片 × 3 No147 生命の滅亡 × 1 No150 守備強制の原石 × 2 No158 ソーマの烙印 × 3 No161 生体転送 × 3 No162 魔道転送 × 1 No163 生命吸収 × 2 No169 契約の石 × 2 No174 支援要請の紅玉 × 2 No182 降魔の蓮華門 × 2 No197 防御攻撃の極意 × 1 No213 火力アップ × 2 コンセプト。 No255 火の領域 × 2 コンセプト。 解説 極意*火力デッキ。 基本は極意デッキとして戦い、隙あらば火力アップを決める狙い。 極意的には、火領域下でミカエルがリヴァを耐え、展開要因のパラシュラーマも打点を持ちうる。 また属性コンボに対しカウンターを持てるのも強み。 火力アップとしては言わずもがな、守備によって特攻の脅威を退けられるのがメリット。 バジリスクは小回りが利き、フェネクスも守備型でこそないものの使い勝手は良好。 そこそこちゃんとした強さを持ち、ギミックもあるので楽しい。長らく愛用したが整理のため公開。 このデッキに関してのコメントは以下のテキストボックスから 名前 コメント ノートのデッキリスト
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「モニカ様が結婚ですって!!??」 ポールの口から出てきたその驚愕の話題に、カタリナはまず絶句した。次いで思わずポールの襟首をつかみ上げて席から立ち上がりつつ、絶叫した。一瞬にして周囲の食事客たちの視線がカタリナとポールに注がれる。 流石に気まずさを感じてポールの襟首を離したカタリナは、おとなしく席に座りなおした。 「げほ、げほ・・・そ、そんな驚かなくても・・・」 危うく殺されるところだったポールは咳き込みながら、話を続けた。 「そう驚くようなことでもないんじゃないか・・・?モニカ様のお年を考えたら、むしろ遅いくらいなんじゃないかと思うぜ」 思わず叫んでしまったが、確かにポールの言うとおりでもある。ロアーヌでも貴族令嬢の婚約などは十代半ばには既に決定してしまっていることが殆どだ。婚儀にしても、そのあたりで行なわれることすらある。そこにおいて、モニカはそういった話を聞かぬままに既に十九歳なのである。自分は騎士の道に進んだが故にそのような話とは無縁であったが、たしかにモニカにはあってしかるべき話ではあるのだ。 もちろん、今までにそういった話がなかったわけではない。カタリナがモニカの侍女となってからも、幾度も婚約の話は持ち上がった。だがそういった話を本来取り決める立場にあった先代ロアーヌ侯爵のフランツは基本的にモニカの意見を尊重し、モニカはそうして降りかかってきた話には尽く首を縦には振らなかったのだ。 「・・・そ、それで・・・モニカ様のお相手というのは、どこの誰なのよ」 いまだ動揺を隠し切れない様子のカタリナは、おずおずと小声でポールに尋ねた。 「それがな・・・・」 そこで、何故か言い淀むポール。カタリナが不審そうな顔を向けると、ポールは何故か申し訳なさそうに口を開いた。 「聞いた話じゃあ・・・・ツヴァイク公の御曹司、だそうだ」 「な・・・なんですって!!!!???」 今度こそ大絶叫を上げながら、しかし最早周囲の食事客の視線など気にする余裕もない様子のカタリナはテーブルを手のひらで叩きつけながら立ち上がった。 「ば・・・馬鹿いうんじゃないわよ!ツヴァイク公の御曹司なんていったら、あの娯楽狂いのツヴァイク公に輪をかけて阿呆で有名な能無し小僧じゃないの!!」 「わ、わー!!落ち着けよ!!」 見かねたポールが、カタリナの肩を掴んで無理やり席に着かせた。しかし興奮冷めやらぬ状態のカタリナは、いきり立った様子でポールに掴みかからんとする勢いだ。流石に声量とトーンは落としたものの、かなりドスの効いた声で続けた。 「何故そんなのとモニカ様が・・・!ポール、それは確かなの・・・?冗談だっていったら、その首刎ね飛ばすわよ・・・!」 かなり本気の目つきで脅すカタリナだが、しかしその心境としては冗談だと言ってほしいのだった。 ツヴァイク公とはこれからカタリナ達が船でたどり着く地の領主であるが、その治世はお世辞にも褒められたものではないらしい。過去は一代で勢力を広げて形骸化していた公爵位をすら買い上げた切れ者という評判だったものの、今のツヴァイク公は大そうな娯楽狂いだそうで、現在は闘技専用のコロシアムを首都ツヴァイクに建設し、そこで捕らえた奴隷を戦わせては観戦に耽っているそうだ。 そして件のその公爵の息子とは、無能・傲慢・ボンボンと見事に三拍子揃った駄目貴族のお手本のような人物というのが専らの噂なのだ。そんなのとモニカが結婚するなど、恐ろしくてカタリナには考えることも出来なかった。 「ふぅ・・・ちょっとは考えてくれよ、カタリナさん。この船、ツヴァイクへ向かってんだぞ。関係者が乗っててもおかしくないんだ。そこに大声で領主非難なんてしたら、それこそ下船した瞬間お縄だぜ・・・俺はもう一度地下牢なんかごめんだ」 冷や汗をかきながら、ポールがたしなめる。確かにその通りであるのでそこはカタリナも反省するところだが、しかしそうはいっても気は収まるものではなかった。 「まぁ残念だが・・・信用できる筋からの情報だよ。近々正式な発表と共に、モニカ様はツヴァイクへと嫁ぐらしい・・・」 ポールも心境としては、カタリナに近いものなのだろう。微妙な表情をしながら語った。 「・・・・それは・・・・ミカエル様が決めたのかしら・・・」 ポツリと、カタリナが呟く。それにポールが反応して顔を上げると、カタリナはもう一度呟いた。 「その婚儀は、ミカエル様がお決めになったのかしら・・・?」 すこし悲しげな表情をしながら、カタリナが繰り返す。だがこれは、聞くまでもないことだろう。モニカはそれこそ今まで以上に、こんな話に同意するとは思えない。そうなれば今この手の話題の決定権を持っているのは、モニカの兄にして侯爵であるミカエル以外にはないのだから。 「・・・だろうな」 それはカタリナ自身にも、よくよく分かっているのだろう。それをポールも理解したので、同じく消沈したような声で答えるしかなかった。 「・・・だが、まるっきり部外者の俺が言うのもあれだが、ミカエル侯のお気持ちも分からんでもない」 ポールが続けたその言葉に、カタリナはむっとしたような視線を向けた。お前などに何が分かる、と言いたげな視線だ。だがポールはその視線を真正面から受け止めると、ゆっくりと口を開いた。 「・・・そもそも大前提として、ミカエル侯が全てにおいて乗り気だなんて考えられない。それは、カタリナさんが抱く感想からみても明らかだろ・・?そして相手は自分よりも爵位として上の立場であり、能力では劣る人間。つまり、ミカエル侯から切り出した話などではないはずだと思う」 ポールのその第一声には、カタリナは全力で頷いた。そんなことはあるわけがない、あっていいわけがないことだからだ。 「・・・だからこの話は、ツヴァイク公から言ってきたものだろう。そして、今はこの爵位の意味合いがそこまで大きなものとは思わないが、聖王様の時代より定められたこの制度に従えば、公の言葉は侯としては無視するわけにはいかないだろう」 それも、確かに理解は出来る。世界の中心たるメッサーナ王国を頂点とし、世界各地には爵位を持った家系が複数存在する。その最たるものがツヴァイク公家であり、そしてロアーヌ侯家であるのだ。あとはポドールイに住むレオニード伯も、それにあたる。 「でも・・・」 しかしそれを理解したうえでも、カタリナは納得することは出来なかった。妹思いのミカエルがこのような話を受けるとは、それでも思えないのだ。 「そこで他に考えられる要因ってのは、この世界の情勢の変化、じゃねぇかな」 「情勢の変化・・・・?」 ポールの口からでたその意外な単語に、カタリナは整った眉を不審そうにひそめた。 「・・・カタリナさんだって感じているだろ?死蝕以降、どんどん世界環境は悪化の一途さ。ロアーヌなんてそれこそ、すぐ近くにアビスの頂点に君臨する四魔貴族の一人の砦があるって始末だ。それを考えれば、これから先は国力なんていくらあっても足りないってもんだろう」 ポールはそこまで話すと、手にした麦酒を一口啜って先を続けた。 「いわゆる政略結婚として見れば、これは大きくロアーヌの国力を増やすことになるネタだ。何せお相手は、北を支配する大国ツヴァイクだからな。その次期領主となる人物と血縁を結べるとなれば、これはロアーヌっつー国にとって凄く大きな話じゃねえかな。このあたりを見れば野心家で有名なお宅のミカエル様なら、蹴るような話じゃあねえと思う」 ポールのそのいい方には大いに引っかかる部分を感じたが、確かにそれはカタリナにだって理解することはできた。だがまだ納得できない表情を見せるカタリナに、ポールは軽くため息をつきながら言った。 「それに、な。俺なんかここまでいうもんじゃあないとも思うが・・・これはモニカ様のためでもあるんじゃないかな?」 「モニカ様の・・・・ためですって・・・!?」 流石にこれには怒りをあらわにしたカタリナ。いつまた叫びながらポールの胸倉を掴み上げてもおかしくないという空気を滲ませるが、だがポールはそれを制した。 「本来モニカ様を守るはずのカタリナさんがここにいるのも、その原因の一つじゃないのか?」 ポールのその言葉にはっとしたカタリナは、みるみる悲しそうな表情になりながらおとなしく席に座りなおした。 「・・・ごめん、言い過ぎたよ。・・・そんな顔すんなって。美人が台無しだぜ」 そこで近くを通りかかった店員を呼び止め、飲み物をオーダーするポール。程なくして運んできた麦酒をカタリナにも勧めながら、ポールが先を続けた。 「でも、それも一つだと俺は思っている。知ってるか?あんたが宮廷を去ってから、プリンセスガードっていうモニカ様専用の護衛隊が結成されたんだ」 その話は、カタリナは初耳だった。ロアーヌを出て以降は只管にマスカレイドへの手がかりを追う日々だったカタリナには、ロアーヌの出来事はまるで耳に入ってこなかったからだ。 「あんたの穴を埋めるには、少なくともそれだけのものは作らないと駄目だったってことだろう。だが恐らくミカエル侯は、こう思った。今となってはもうそれだけでは、モニカ様の安全が確保できたとは言えない・・・と」 言いながら、ポールは手元のオートミールにスプーンを突っ込んで行儀悪くぐるぐるとかき回す。 「先の内乱が正に、それを物語っているんじゃないか?今は国内の、それも宮廷内とはいえ・・・決して安心できる環境ではない。加えて、さっき言ったように悪化し続ける世界状況だ。ミカエル侯はきっと今回の話で国力を増強させて今後に備えると共に、モニカ様を比較的安全なツヴァイクへと送り出し、まずは身の安全を確保させよう・・・と、そうお考えになったんじゃないか?」 ポールが諭すような口調でそこまでいうと、カタリナは漸く落ち着きを取り戻したような表情になった。麦酒を一口飲んで気を落ち着かせ、口を開く。 「・・・・そうね・・・。確かに、貴方の言う通りかもしれない」 気持ちの整理はまだ完全にはつかないものの、確かにポールが言うように考えれば合点はいく。だが、それでも一つだけ、カタリナには気になることがあった。 「・・・モニカ様は・・・それで受け入れたのかしら・・・」 他の誰よりもミカエルを敬愛してその傍にいることを望んでいたのは、他でもないモニカ自身だ。だからこそ今までモニカは、嫁ぐことを頑なに拒否し続けていた。それは、ずっと傍で彼女を見てきたカタリナが一番よく分かっている。それを思えばこそ、この話を聞かされたモニカは、一体どんな気持ちであったのだろうか。 「・・・さぁ、な。そこまでは、流石の俺も聞き及んじゃいないが・・・」 しおらしくなってしまったカタリナの様子に肩をすかされたのか、ポールも彼女に調子を合わせるように普段とは違って真面目な様子のままで応えた。 気がつけば結構な時間をここで過ごしていたらしく、周囲の食事客はその殆どが客室へと戻っていた。 「おっと・・・俺も流石に仕事に戻らないとどやされちまう。旅費を浮かせる代わりに荷運び雑用ってことでこの船にのせてもらっているんでね」 そういうと、ポールはゆっくりと席をたった。カタリナもこれ以上ここにいる気はなかったので、それに合わせて立ち上がる。 「ええ・・・・今日はありがとう、ポール。話を聞けて、よかったわ」 「あぁ・・・。ま、俺としてはもうちょっと色っぽい話題をしたかったんだけどな」 いつものような軽快な口調でにやりと笑うポールを見て、カタリナはやっと笑顔を見せた。 「うん、やっぱ美人はそうして笑っているのが一番だ。今度はそういう話をしようぜ!」 あっけらかんと言い放つポールに、カタリナは呆れたような顔で返す。だが今はこの男なりの気遣いを、素直に受け入れようと思えた。 「そうね、次に話す時は・・・貴方が怒られない程度に、ね?」 そういいながら、カタリナがポールの後ろに視線を移す。つられてポールもそちらを振り向くと、そこには額に血管を浮き上がらせた筋肉質の船員が仁王立ちしていた。 「おう・・・バイト小僧。仕事ほったらかして別嬪さんとデートかい・・随分といい身分じゃねぇか!!」 「うぎゃ、す、すんませんー!!!」 「みっちりてめぇの仕事を残しておいてやったからな、今日は夜通しでやってもらうぞ!」 「ひ、ひぃぃいいい!!」 そうして首根っこを掴まれて引きずられていくポールをにこやかに見送ったカタリナは、自身もようやく客室へと戻っていった。 前へ 次へ 第二章・目次
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ミカエルをお忘れでは………… -- (名無しさん) 2023-12-03 15 06 10